【THE人材不足】~介護事業者の倒産最多~

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willdreams合同会社 
will_bluebirdです。 

 弊社は【外国人材エージェント】をしており、主にスリランカ人の求職案内をしており、求人求職有料紹介)、定着日本語教室/メンタルヘルス)を主に取り行っております。

 仕事柄、労働人材について日々、お話をしていますが日本の【労働人口減少】は抜本的な解決策がなく、企業個々に努力をしているように感じます。少しでも情報を届けられるよう発信してまいります。
2025年、5人に1人が50歳以上になる。
超高齢化社会…いままで長年言われてきましたが問題解決には至っていません。
少子化の施策をしても効果が見えるのは数十年後。
少しでも解決できるよう施策を練っていきたいものです。

2023年、訪問介護事業者の倒産件数は67件と、過去最多を更新しました。

原因

1.ヘルパーの人手不足

ヘルパーの人手不足は、コロナ禍の落ち着きにより、介護業界と他業界の賃金格差が広がったことが主な原因と考えられます。また、高齢化の進展に伴い、介護サービスの需要は今後も高まっていくと予想されるため、人手不足はさらに深刻化していく可能性があります。

2.物価高

物価高は、燃料代や介護用品などのコスト上昇を招き、訪問介護事業者の経営を圧迫しています。介護報酬は公定価格であるため、コスト上昇分を利用料に転嫁することが難しい状況にあります。

3.小規模事業者の倒産増加

倒産した訪問介護事業者の多くは、従業員が10人未満の小規模事業者でした。小規模事業者は、人材確保やコスト管理が難しいため、倒産リスクが高まっています。

今後の課題

訪問介護事業者の倒産は、介護サービスを必要とする高齢者の生活に大きな影響を与える可能性があります。今後、介護職員の処遇改善や、事業者間の連携・集約など、訪問介護事業の持続可能性を高める取り組みが必要と考えられます。

専門家の意見

訪問介護の課題について、以下のように述べています。

  • 利用者の自宅を1人で訪問する訪問介護は、介護の技術だけでなく、対人能力や機転のよさなど、さまざまなスキルが求められ、ヘルパーを募集しても集まりにくいのが現状。
  • 事業者が訪問介護サービスだけを廃止や休止するケースも含めれば、事態はもっと深刻になっているおそれがある。
  • ヘルパー不足から、1人の利用者に対し、複数の事業者間でサービスを分担し合う状況が生まれているが、事業者間の連携や集約を進めて効率を上げるのも一つの考え。
  • 保険料を納めているのに人手が足りなくて介護サービスを受けられない状況に陥りかねず、まずは介護職員の処遇改善して人材を確保していくことが喫緊の課題。

これらの意見を踏まえると、訪問介護事業の持続可能性を高めるためには、以下の取り組みが重要と考えられます。

  • 介護職員の処遇改善
  • 事業者間の連携・集約
  • 新規事業者の参入促進

政府や自治体は、これらの取り組みを積極的に進めていくことが求められます。

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